NECとNECシステムテクノロジーは7月5日、利用環境に応じて画質と音質を自動調整するウェブ会議システム「コミュニケーションドア/エクスプレス」の販売を開始した。ネットワーク帯域やPCの処理能力に応じて画質と音質を自動的に調整するので、ユーザーが設定作業を行わなくても音飛びを防止できるという。
同システムは、インストール時に各システムの環境に合わせて最適な画面サイズや画像/音声の品質などを自動設定する。会議中は画質/音質の調整を行い、音飛びの発生を防ぐ。さらに、司会者が会議参加者のマイク感度や画面の表示内容をリモートで一括制御する機能も備える。「これらにより、高品質なウェブ会議システムを、容易に導入、運用できる」(両社)
会議参加者のPC上で動作しているアプリケーションの画面を共有し、会話しながら修正するといった操作も可能。同時に最大25人が会議に参加できる。
税別価格は92万円(インストール台数20台、同時利用者数8名)から。同日より出荷を開始する。NECでは、今後1年間で200システムの販売を見込む。
両社はコミュニケーションドアをシリーズ製品化し、同時参加者数200名以上の会議に対応した製品や、消費者からの問い合わせ/相談業務といった各種業務向けの製品など、ラインアップを拡充していく。