日本ビジネスコンピューター(JBCC)は7月11日、小規模事業者向けのEIP(企業情報ポータル)ソフトの新版「J Desk Top V3.0」を出荷した。価格は、100ユーザーあたり30万円から。最大の特徴は、小規模事業者が基幹システムに使うIBMのiSeries(旧AS/400)を遠隔操作する機能である。
J Desk Topは、基本機能としてグループウェア、プッシュ型配信、メールソフト、文書管理、シングルサインオンなどを備えたEIPソフトである。新版のV3.0では、操作性の向上やスケジュール機能の追加など、EIPとしての機能を高めた。
従来から、J Desk Topの最大の特徴は、IBMのiSeries(AS/400)との連携機能である。具体的には、iSeriesのコンソールを操作する5250端末エミュレータ機能を持つほか、IBM製のエミュレータ接続パッケージであるHost Access Client Package(HACP)を利用した接続が可能である。他システム連携では、グループウェアのNotesクライアントを、Dominoを使わずポータル経由で使う機能も持つ。
J Desk Topの稼動環境は以下の通り。動作を保証するサーバ機は、IBMのPCサーバであるxSeries。OSはWindows 2000 Server以降またはRedHat Enterprise Linux。別途、Javaアプリケーション・サーバ・ソフト(Servletコンテナ)として、IBMのWebSphereか、Apache Jakarta Projectが開発したTomcat 4.1以降のいずれかが必要である。