AT&Tグローバル・サービスは7月28日、サイバー攻撃を検知して事前に予防するサービス「AT&Tインターネット・プロテクト・サービス」を、8月1日から提供すると発表した。
このサービスは大企業やISPを対象にハッカーや不正ソフトによる攻撃が本格化する前に、ウェブ・ポータルやメールをつうじて早期警告をする。同時に取るべき対応措置も提示されるため、迅速な社内分析や余裕をもったオペレーションが可能となる。また複数のソースから提供されるセキュリティ情報が専用ポータルで一括して提供されるため、日常的に危機に対する情報収集が行いやすくなる。
同サービスの基盤機能は、AT&Tラボで数年をかけて開発されたもので、IPネットワークに日々流れている2.1ペタバイトのデータをAT&Tが独自開発した分析アルゴリズムと統計学・経験則を活用してリアルタイム分析をする。さらに収集した情報を300人以上のセキュリティ・アナリストが解析し、潜在的な脅威を特定する。
利用料金は50ユーザーで消費税込み月額56万9100円。別途初期費用として1万3125円が必要となるが、導入にあたって特別な機器の設置は必要ない。