ゼンリン(原田康社長)は、インターネットで全国の住宅地図を利用できるASPサービス「ZNET TOWN[ゼットネット タウン]」を8月1日から開始する。あわせて、ユーザーのニーズに合わせてアプリケーション開発ができる受託開発型配信サービス「ZNET TOWN[ゼットネット タウン]Pro Edition」も発売する。
「ZNET TOWN」は、ゼンリンの専用サーバーに蓄積された住宅地図データを利用できるサービス。同社では、年間延べ28万人にも及ぶ調査員が現地を訪れ情報収集を行い、全国の住宅地図データベースを構築しており、同サービスでは、全国2373市区町村のうちデータ未整備の一部の離島を除く2366市区町村の住宅地図データが利用できる。地図データは、16段階の縮尺で表示することができ、建物名称や居住者名を表示した住宅地図だけでなく、道路地図や広域地図も閲覧できる。
居住者名や会社名から地図検索を行える「表札検索」機能や、ビル・集合住宅など建物内の事業所名、居住者名の一覧を表示する「建物別記表示」機能を搭載。このほか、住所や郵便番号からの検索や面積距離などの計測、印刷機能なども利用できる。
価格は、10ライセンス、関東地方1都6県の固定制課金の場合で月額約70万円。