ビヨンド・エルエスアイは9月1日、指紋のスキャナ機能に加えて指紋が正しいかどうかを認証する機能までをデバイス内部に搭載したUSB接続型の指紋認証デバイス「BL-Fkey」を販売する。出荷は9月末で価格はオープン。
BL-Fkeyは、BL-Fkey自身がユーザー認証までを実行し、BL-Fkeyを接続したパソコンに対して認証結果を渡す。指紋データをパソコンに送信しないため、指紋を公開したくないユーザーの需要に合う。
一方、従来の方法では、指紋を読み取るスキャナ機能を外部デバイスとして用意し、スキャンした指紋データが正しいかどうかの認証はパソコン側で実施していた。指紋をパソコンに送る必要があり、指紋が外部に漏えいする危険があった。
BL-Fkeyが発信する認証結果をパソコンが信用する仕組みはこうだ。BL-Fkeyとパソコンは、暗号化・署名機能を用いて相互に認証し合う。個々のBL-Fkeyはユニークなシリアル番号を持っており、パソコン上のソフトがBL-Fkeyのシリアル番号を認証する。BL-Fkeyによる指紋認証結果は暗号化してパソコンに送り、正規のBL-Fkeyが暗号化した認証結果をパソコン側で伸長する。