レノボ・ジャパン(向井宏之社長)は、ノートPC「ThinkPad」の新機種として、指紋センサーを搭載し、セキュリティ環境の向上を図ったA4スタンダードPC「ThinkPad R52」など3機種を8月25日に発売する。
「ThinkPad R52」は、オフィス内での移動に対応する携帯性、長い会議にも十分なバッテリー駆動、机上での利用に適した大画面など、オフィスでの利用を想定し、最適なデザインや仕様を採用した「ThinkPad Rシリーズ」の上位モデル。普及クラスの同シリーズに、今回初めて指紋センサー搭載モデルを用意し、セキュリティ機能をより手軽に扱えるようにした。
具体的には、BIOSパスワードやWindowsのログオン、スクリーンセーバーの解除といった複数の認証作業を、パスワードの個別入力による認証から簡単な指紋認証に置き換えることが可能。また、新たにインテル Pentium M プロセッサ 740(1.73GHz)を採用しパフォーマンスの強化を図ったほか、80GB HDD搭載モデルも用意した。ラインアップは10モデルで、ダイレクト価格は15万150円から。
「ThinkPad T43」は、パフォーマンスと携帯性を両立したA4スリム・モバイルPC。新たにPentium M 770(2.13GHz)を採用し、パフォーマンスを強化した。大容量の100GB HDD(5400rpm)搭載モデルも用意している。ラインアップは14モデルで、ダイレクト価格は17万7450円から。
「ThinkPad T43p」は、優れた画像処理能力を備えたA4モバイル・ワークステーション。新たにPentium M プロセッサ 780(2.26GHz)を採用し、大容量の100GB HDD(7200rpm)を搭載した。ラインアップは2モデルで、ダイレクト価格は43万4700円から。
また、同時にデスクトップPC「ThinkCentre」の新機種として、パフォーマンスと拡張性に優れたプロフェッショナル・モデル「ThinkCentre A52 Tower」など2機種を発売した。価格は、法人向けプロフェッショナル・モデル「ThinkCentre A52 Tower」が最小構成11万7000円から。普及モデル「ThinkCentre A51」が同7万5600円から。