ネットワーク機器メーカーの3Comは、在宅勤務者が勤め先のVoIPシステムを使えるようにしたいと考えている。
同社が米国時間29日に発表した「IP Telecommuting」というモジュールは、社員が外出先から、社内で使う電話会議やボイスメッセージなどのVoIPアプリケーションを利用できるように設計されている。このモジュールを導入した企業では、社員が自宅のほか、ブロードバンド接続が可能な空港やホテルなどからでもVoIPシステム経由で電話をかけることが可能になる。また、勤め先に掛かってきた電話は携帯電話やホテルの部屋に転送されると、同社は説明している。
このモジュールはSession Initiation Protocol (SIP) 技術を利用している。
VoIPは、従来の電話回線ではなく、インターネット経由で電話をかける仕組みになっており、通信コストを低く抑えられることから、企業や個人の間で急速に人気が高まっており、現在約500万人のユーザーがいるとされている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ