NTTビジュアル通信(小野喜世彦社長)は、個人情報保護や情報漏えいに対 応する中堅企業向けASPサービス「個人情報お預かり+情報漏えい追跡サービ ス」を9月から提供する。
営業所などにある全個人情報をデータセンターで預かり、PCなどの操作履歴 を一括して管理することで、不正利用の早期発見や、アプリケーションの利用 状況把握による業務の効率化を可能にする。各拠点(営業所など)とはVPN (仮想私設網)で接続し、必要なときのみ、ネットを通じて拠点内のPCから顧 客情報にアクセスするため、安全に情報をやり取りできる。また、データセン ターを分散させることで、災害時にもデータの保全が図れる。
さらに、拠点内PCからの情報漏えいに備えて、PCの操作記録(ログ)をすべ てデータセンターで保管し分析を行う。ログは、万が一情報漏えいしたときの 原因究明や証拠として利用できるだけでなく、アプリケーションの使用状況も 把握できるので、業務の改善指針としても活用できる。
メニューは、(1)「顧客情報のホスティング+PCログ記録・分析」を提供す るASP型(ベーシック)、(2)「PCログ記録・分析+ネットワークフォレンジク ス装置+フォレンジクスログの監査・分析など」を提供するSI型(プレミアム) ─―の2つ。価格はそれぞれ、初期費用、月額費用ともに5万円/拠点から。
なお、オプションで、ネットワークフォレンジックスの導入にともなうコン サルティング、SI、ログの解析報告も提供する。