Hewlett-Packard(HP)はストレージ管理技術を開発するAppIQ(本社:マサチューセッツ州バーリントン)の買収に合意したことを、米国時間19日に明らかにした。
両社はこれまで提携関係にあり、HPは3月から自社のサーバやストレージ管理製品ラインの一部として、AppIQの「StorageAuthority」スイート製品を販売していた。
「われわれは、ストレージエリア管理に対するビジョンや、オープン標準に対するコミットメント、アダプティブなエンタープライズ製品をつくり出すなかでマルチベンダーのストレージ管理ソフトウェアが演じるべき役割について、信念を共有している」と、AppIQのAsh Ashutosh(同社共同創業者、CTO兼エグゼクティブバイスプレジデント)は声明のなかで述べている。
AppIQの製品は、ストレージサーバの稼働状態を監視/報告するほか、ストレージ用リソースの分析用ツールを搭載する。StorageAuthorityは、複数のベンダーが製造するハードウェアをサポートしたり、ウェブブラウザから管理ツールを使えるようにしたりすることで、ストレージ管理作業の負荷を軽減し、コストを削減できるように設計されている。
プレスリリースによると、AppIQには135人の従業員がおり、顧客数は約250社に上るという。
両社は今後45日以内にこの買収が完了すると見ている。買収完了後、AppIQの製品はHPのStorageWorks部門が扱うことになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ