Symantecは米国時間10月31日、同社の「Symantec Secure Application Services」を通して、約1年前に買収した@stakeのサービスを提供することを発表する。@stakeではセキュリティ関連のコンサルティングやソフトウェア開発を手掛けていた。
Symantecがこのような新しい取り組みを発表する背景には、「侵入検知」ソフトウェアだけでなく、より幅広い商品を企業ユーザーに購入してもらいたい、という同社の思惑がある。Symantecによると、侵入検知テスト用ソフトウェアは、@stakeが扱っていた商品の中でも最もよく売れていたという。
SymantecのシニアマネージャBrad Arkinは「侵入検知テスト用ソフトウェアを独立したサービスとして提供するよりも、トレーニングやコードレビュー、設計アセスメント、侵入検知テスト、安全なアプリケーション環境を達成するためのプロセス作りなど、さまざまなサービスと組み合わせて利用することを、ユーザーと考えていきたい」と述べている。
Symantecでは、コンサルタントが侵入検知テスト以外にも幅広い商品を提供している。商品の例としては、アプリケーションの開発プロセスをより安全なものにするための支援サービスや、アプリケーション設計におけるセキュリティレベルのアセスメント、ソースコードのレビュー、アプリケーションセキュリティに関するトレーニングなどが挙げられる。
なお、Symantec Secure Application Servicesは、南米アメリカでのみ提供されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ