CipherTrustは12月9日、「IronMail」ゲートウェイ・セキュリティ・アプライアンスのグローバル・ネットワークを通じて収集したメッセージの動向分析結果を発表した。
分析によると、11月はスパムメールの量および増殖の勢いがともに2005年中で最高となった。スパムメールが急増した主な原因は、最新ウイルス「Sober」に感染したゾンビ・コンピュータだとしている。
11月のスパムメールの動向は、3日に「Mytob」と「Bagle」の発生によって1晩で8%以上の増加があった後、21日にはSoberの感染拡大によって15%以上の増加があるなど急速に増加している。また米国の感謝祭と重なる週末には、前週末と比べて25%の増加が見られたという。
同社では新たに感染したゾンビ・コンピュータを最近の6カ月間に1日平均17万台特定。Sober発生以降は新しいゾンビ・コンピュータの数が50%近く増加し、新たに感染したIPの総数は1日平均25万件を超えたとしている。