T-SS、NECLの「セキュリティメイト」に情報暗号化ソフトを提供

WebBCN (BCN)

2005-12-16 11:31

 トリニティーセキュリティシステムズ(T-SS、林元?社長)は、NECロジスティクス(NECL、永田健二社長)と提携し、同社の情報を暗号化するソフトウェアを、NECLの高セキュリティ物流サービス「セキュリティメイト」の新サービスとして発売した。

 「セキュリティメイト」は、NECLの物流ノウハウを活用した高セキュリティ対応の物流サービス。従来の位置管理システム・専用コンテナを用いた堅牢な輸送システムに加え、今回T-SSが開発した情報漏洩防止のためのデータ暗号化ソフトを用いたソフトウェアサービスを組み合わせることで、さらに安価で高セキュリティ対策を施したデータ輸送が行えるようになった。

 新サービスでは、リアルタイムで利用権限を設定し、個別の鍵をかけて暗号化することが可能。復号化は作業を行うパソコンの保護領域内で行い、閲覧終了後はパソコンからデータを消去する。権限を越えたファイルの利用は不可能なため、ユーザーによる改ざんも防止できる。また添付文書を暗号化するため、メールによる誤送信や流出事故の際にも安全を保てる。対応データはWord/Excel/PowerPoint/PDFなどの文書データやCAD図面データ、設定可能な利用権限は閲覧・コピー・保存・印刷。

 暗号化したデータファイルを含むCDまたはDVDの物流サービスの料金は、関東地区内(関東から関東)の輸送1件(10kg以内)で1箱500円から(翌日配送可能。別料金で当日配送にも対応)。データ暗号化サービスの料金は、月額基本料金9800円に月額利用料金(5ユーザー)1万円。以後5ユーザーごとに課金される。同社は同サービスの発売で、06年度に500社、5億円の売り上げを目標とする。

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