シーフォーテクノロジー(C4T、三住光男社長)は、暗号ライブラリ「C4CS(C4 Certified Suite)」のラインアップを拡充し、各種OS対応版「C4CS Lite」を発売した。
「C4CS」は、電子政府推奨暗号など多様なアルゴリズムに対応するパッケージモジュール。米国・カナダの公的機関が主催する暗号モジュール評価プログラムで、第三者による安全性評価を受け、米国政府機関の調達要件である「FIPS 140-2」の適合認定を取得。ソフトやハードを開発・販売するベンダーや、情報システム構築を行うSierを中心に、情報セキュリティの安全性や信頼性などの品質を確保するために利用されている。
今回、サーバー系OSやWindows以外のOSを含めたソリューションに対しても、安全性や信頼性の高い暗号機能の提供を求めるSierからの強い要望に対応し、LinuxやSolaris、HP-UX、AIX、Mac OSなどの各種OSにも対応可能な暗号ライブラリをラインアップに加えることにした。
新製品は、「C4CS」で搭載しているアルゴリズムのなかから、利用頻度の高いアルゴリズムを厳選することで、より利用しやすいパッケージモジュールとした。これによって、C/Sシステム・UNIX・Linux系ソリューションなどの構築を推進するSier、新たな情報セキュリティ製品の開発や機能性向上を目指すメーカーにおいて、同社の暗号技術の採用が促進されるものと見込んでいる。
同社は今後、市場ニーズを的確に捉え、利便性と高度な情報保護機能をあわせもつ技術や製品の開発、提供に取り組み、情報セキュリティ分野における事業拡大に注力していく。