日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は12月20日、顧客の要件に合わせたシステム構築(SI)サービスなどを提供するサービスデリバリー部門において、システム開発を実施する組織の能力成熟度向上モデルである「CMMI(Capability Maturity Model Integration)」の最高位である成熟度レベル5を達成したことを発表した。
日本IBMでは2004年6月、公共の顧客向けサービスデリバリー部門において成熟度レベル5を達成していた。今回、金融、製造、流通、通信メディア、公益、中堅企業向けなど、全業界向けサービスを対象にとする約4000人で構成されるサービスデリバリー部門全体で成熟度レベル5を取得している。
CMMIは米国カーネギーメロン大学 ソフトウェアエンジニアリング研究所(CMU/SEI)が開発した、システム構築にかかわるプロセスを中心とした、組織プロセス改善のためのモデル。日本でも、政府調達案件の条件としても用いられるようになっている。