NTTコムウェアは12月21日、Linuxカーネル性能分析・故障解析ツールである「LKST(Linux Kernel State Tracer)」の機能を拡充して、可視化ツール「LKSTView」を開発してソースコードを公開した。
LKSTは、オープンソースソフトウェアに関わるベンダーやSIer、エンドユーザーが広く使用しているLinuxカーネル性能分析・故障解析ツールだ。今回Linuxカーネルサポートに関する課題を解決するために、カーネルのページ情報詳細の取得/分析機能が追加された。開発にあたっては、VA Linux Systems Japanと技術交流をしており、今後も連携して機能改善、サポートを実施する。
LKSTViewはデータを可視化してブラウザ上でのグラフ表示やデータ管理を可能とする。これを併せて利用することで故障解析時間の大幅な短縮が実現する。すでに10件を超える案件で適用して、50%以上の時間短縮が実証できたとしている。