NTTドコモ、NECのIMS基盤を「プッシュトークサービス」で採用

ニューズフロント

2005-12-22 16:29

 NECは12月22日、同社の開発したIPマルチメディアサブシステム(IMS)基盤がNTTドコモに採用されたと発表した。NTTドコモは同基盤上で「プッシュトークサービス」を提供していく。

 IMSは、共通のSIPセッション上で多くのサービスを実現可能とし、音声通話とデータサービスを統合させる技術である。NECでは「IMSという共通のサービス基盤を導入することで、通信事業者は今後IPネットワーク向けアプリケーション開発をより迅速に、かつ低コストで実施できるようになる」としている。

 NECのIMS製品群は、第3世代無線インターネット関連の団体である3GPPや3GPP2によって標準化された技術を利用し、IPおよびSIPをベースに、携帯電話用パケット網で新しいマルチメディアサービスを実現する。ブレードサーバ向けボード規格Advanced TCA(ATCA)や汎用サーバなどのマルチプラットフォームに対応しており、信頼性も高いという。

 今後、ITU-T/TISPANのNGN標準、IPv4およびIPv6の両アドレス体系でのサービス展開など、機能の強化を進める。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    ランサムウェア攻撃に狙われる医療機関、今すぐ実践すべきセキュリティ対策とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]