東北インフォメーション・システムズ(TOiNX)と日本ベリサインは1月18日、PKI対応のFeliCaカードを利用した社員証ソリューションで協業し、4月より提供を開始すると発表した。
今回の提供される社員証ソリューションは、情報管理やセキュリティの強化に加え入退室管理などの物理セキュリティを統合、ユーザーの利便性向上と簡易化をすすめるためのもの。ソニーのICカード「FeliCa PKIオプション」にTOiNXの電子証明書を格納することで、入退室管理や電子マネーの機能だけでなく、電子証明書を利用したネットワークセキュリティ機能が利用可能になる。
また、社内ネットワークへのログインや電子メールの署名や暗号化といった機能を、1枚のICカードで同時に提供する。さらに、FeliCa上でのRSA暗号演算処理が可能なため、より安全にPKIを使ったアプリケーションが利用できる。
最初の納入先としては、東北電力のグループ企業各社1万4000名に対して、4月より順次社員証ソリューションの提供が決定されている。