沖電気工業は1月23日より病院向けに、メッセージカード型端末を利用した「外来患者誘導システム」を販売開始すると発表した。3月10日より出荷する。
病院内用ポケットベルメーカーの大井電気が開発したメッセージカード型端末「OiNET791」と、沖電気製IP-PBX「IPstage EX」「DISCOVERY」を連携。診察予約登録をした患者に同端末を配布し、着信音と振動で病院側の呼び出しを通知する。同時に端末のディスプレイに呼び出し場所の指示などを表示する。
受付窓口などで患者の氏名を放送する必要がないため、病院の業務効率を向上が可能としている。また患者の個人情報保護にも役立つとしている。患者にとっては、端末さえ携行していれば窓口近辺で待機する必要がなく、病院内の好きな場所でくつろげるといったメリットがあるという。
標準価格は税別1180万円。コンサルティング費用や工事費は含まない。同社の事業所コードレスシステムを導入する病院などを顧客に見込み、1年間で200システムの販売を目指す。