京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は1月26日、米Lockdown Networksのネットワークセキュリティ装置「Lockdown Enforcer」の販売を3月1日に開始すると発表した。
Lockdown Networksは、ネットワークアクセス制御(NAC)という概念をベースにネットワークの安全を確保するセキュリティ装置。ネットワーク上の全IP機器に対するセキュリティポリシー適用や、機器の検査、問題発生時の隔離などを自動的に行う。
特定ベンダーのネットワーク機器や特定の隔離方式に依存していないため、既存のネットワーク資源の活用が可能。PCやサーバのほか、IP電話、PDA、プリンタなどさまざまな機器を検疫/検査対象にできる。主な機能は以下のとおり。
- 認証:IEEE802.1x、RADIUS、LDAP、Windowsドメインなどによる認証に対応
- 検査:ネットワークスイッチ、無線アクセスポイント、VPN機器への接続時だけでなく、接続後も継続的に検査を行う。エージェントなしでも実行可能
- 隔離:ネットワークスイッチを制御し、問題のみつかった機器をネットワークから隔離
- 回復支援:隔離された機器の利用者に情報を提供し回復を支援。将来、パッチ管理ツールとの連携を予定
KCCSでは、約2億円の年間売上高を目指している。