イージーネット(和田俊弘社長)は、インターネットを使った企業向けの大 容量ファイル送信システム「easyFiLEX」を発売した。
「easyFiLEX」は専用サーバーにファイルをアップロードすることで、容量 の大きなデータファイルの受け渡しができるシステム。ファイルがアップロードされると登録したユーザーにファイルのダウンロード用アドレスが入ったメールで通知する。メールを受け取ったユーザーはアドレスを使ってサーバーにアク セスし、ファイルを取り込む仕組み。
ファイルがダウンロードされると、アップロードしたユーザーにも「ダウン ロード通知」のメールを送信して知らせる。社内の部署間をはじめ外部とのデータ交換にも利用できる。通信にはSSL方式の暗号化技術を採用し安全も確保し た。
サーバーは導入企業が社内に設置するため、外部のサーバーを利用する同様 のサービスと比べ、送受信できるファイルの容量やダウンロード回数や保存期 間、利用期間を自由に設定できるほか、自社で管理できるというメリットがあ る。
専用サーバーはタワー型「easyFiLEX-50」、HDDが250GBのラック型「easyFiLEX-50R」、300GBの「easyFiLEX-50RH」を用意する。価格はすべてオープン。実勢価格は税抜きで「FiLEX-50」がで70万円前後、「FiLEX-50R」が98万円前後、「FiLEX-50RH」が103万円前後の見込み。そのほか、ソフトウェア保守権(税抜き価格で初年度:6万円、2年目以降:10万円)がかかる。
同時に、タワー型サーバーの「easyFiLEXモニターキャンペーン」も実施す る。サーバー本体や保守権など必要なサービスすべてを併せ、42万円で提供す る。キャンペーンは広告や出版、放送などの情報メディア業界10社を対象に行 う。