シーア・インサイト・セキュリティは3月27日、ファイルサーバの情報利用を管理できるソフト「SEER INNER SA Ver. 1.0」を同日より発売したと発表した。
SEER INNER SAは、組織内部の「情報の利活用推進」と「コンプライアンス対策」の両立を目的としたネットワークフォレンジックツール。本製品をファイルサーバに導入することで、共有ファイルアクセスのすべてのログを記録する。既存の業務内容や情報システムに変更を加えることなく導入でき、低価格の年間利用料形態で利用できるため、低コストで効率的な運用が可能となる。
記録したログは、直感的に操作できるユーザーインターフェースを採用した「SEER INNERセキュリティ管理コンソール」で一元管理できる。ログインユーザー単位でアクセス履歴を記録するため、ファイルを操作した個人を特定しやすくなっている。また、アクセスログの収集にパケットキャプチャを使用しないため、共有ファイルのアクセスに影響しないことも特徴。 SEER INNER SAは「SEER INNER 管理サーバ用プログラム」と「管理理対象サーバ用エージェントプログラム」で構成されており、対応OSは前者がWindows 2000 Server、Windows 2003 Server、Red Hat Enterprise Linux(予定)。後者がWindows 2000 Server、Windows 2003 Server、Windows Storage Server 2003(予定)となっている。価格はオープンプライスで、2006年度に200社の販売を目標にしている。