富士通は4月4日、ネットワークサーバ製品系列「IPCOM Sシリーズ」の最上位モデル「IPCOM S2400」を販売開始した。
IPCOM Sシリーズは、負荷分散、帯域制御、ファイアウォールなどのネットワーク機能を1台に統合したネットワークサーバ。最上位モデルのIPCOM S2400は、10Gbpsインターフェースを搭載可能とした。10Gbpsの速度でルーティングやレイヤー3/4帯域制御が行える。オプションでWANインターフェースに10GBASE-LRを2ポート追加することで大規模回線に対応でき、「大企業やキャリア、データセンターなどの高速性、高信頼性が求められる大規模センターに最適なプラットフォーム」(富士通)という。
LANおよびWANインターフェースとして、1000BASE-Tインターフェースを標準で31ポート搭載する。従来モデルの「IPCOM S2200」と比べ、SSLアクセラレーターの処理性能を50%強化した。
IPCOM S2400は、最小構成でIPCOM S2400本体、4Uラック、1000BASE-T×31を提供する。各構成やオプション製品の内容、税別価格は以下のとおり。
- IPCOM S2400
IS2400A2(最小構成):1110万円
IS2400B2:1210万円、SSLアクセラレーター付き
IS2400C2:1280万円、IPsec-VPN付き
IS2400D2:1380万円、SSLアクセラレーターおよびIPsec-VPN付き
- オプション製品
SSLアクセラレーターオプション(IS2401SL1):100万円
IPsec-VPNオプション(IS2401PS1):170万円
10GBASE-LRモジュール(IS2401LR1):70万円