キヤノンシステムソリューションズとNECソフトは4月12日、ウェブサイト経由の情報漏えい防止ツール「WEBGUARDIAN」の新版を4月14日に発売すると発表した。有害サイトや不審サイトの閲覧制限をするURLフィルタリングツール「URLGUARDIAN」の機能を統合し、セキュリティ管理機能を強化した。
WEBGUARDIANはプロキシサーバを介して、HTTP経由でインターネットに送信される文字列を監視。ウェブメール、掲示板(BBS)、ブログ、チャットなどへの書き込みをフィルタリングする。またHTTP経由でのファイル・アップロード制限も行う。今回はこれに、専用データベースに基づくURLフィルタリング機能を組み合わせた。
ウェブサイトへのアクセス履歴や、アクセス制限設定の適用状況、検索エンジンの利用状況などのログをCSV形式で保存。それらをもとに外部送信、SSL通信などの通信比率や、URLデータベースのカテゴリ情報を利用したログ分析レポートなどを表示できる。
またメールフィルタリングソフト「GUARDIANWALL」との連携機能も強化した。WEBGUARDIANとGUARDIANWALLを組み合わせたパッケージ「GUARDIANSUITE」上で、両製品の運用管理インターフェースを統合し、メール、HTTP送信、URLなどのフィルタリングを一括して行えるようにしたという。
対応OSはSolaris 9/8、Red Hat Enterprise Linux V.3/V.4 AS、Red Hat Enterprise Linux V.3/V.4 ES、MIRACLE LINUX V3.0 Asianux Inside。
価格は、50ライセンスあたりWEBGUARDIANが85万円、GUARDIANWALLが120万円、GUARDIANSUITEが184万5000円。