日立情報システムズ、「Winny」「Share」に対応した情報流出対策サービスを提供

ニューズフロント

2006-05-25 17:22

 日立情報システムズは5月25日、「Winny」「Share」などのファイル交換ソフトによる情報流出対策サービスを同日より開始すると発表した。日立情報システムズのセキュリティサービス「SHIELD」をファイル交換ソフト対策用に再整備し、コンサルティングや社内ネットワークのセキュリティ対策を実施する。これに加え「(従業員などが)自宅、外出先で使用するパソコンからの情報流出を防御するサービスを提供する」(同社)という。

 コンサルティングサービスでは、顧客企業のパソコンを対象に、ファイル交換ソフトのインストール状況を確認し、情報流出の防止策を提案する。併せてファイル交換ソフトの削除やインストールの防止に関する対策も用意する。また要望に応じて情報流出の調査、流出による風評被害対策、情報流出時の緊急対応も行う。

 社内ネットワーク対策サービスでは、日立情報システムズのサーバ/クライアント型検疫システム「SHIELD/Exlink-Qu」をはじめ、インテリジェントウェイブのセキュリティ監視システム「CWAT」、シマンテックのクライアント用セキュリティソフト「Symantec Client Security」などを組み合わせて提供する。

 このほか社外のパソコンなどからの情報流出を防ぐ、社外ネットワーク対策サービスも提供する。最近のファイル交換ソフトがらみの事件では、企業の従業員が社内情報を自宅などに持ち出して作業し、そこからウイルス感染によって情報が流出する例がある。同サービスは、こうした情報流出を防御するセキュリティ製品を提供する。

 日立情報システムズでは、これら情報流出対策サービスを、6月7日に幕張メッセで開催されるネットワーク関連製品のイベント「Interop Tokyo 2006」に出展する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]