日本IBM、日本版SOX法に則ったソフト開発を可能とする「Rational SDP V7.0」

ニューズフロント

2006-06-06 21:55

 日本IBMは6月6日、金融商品取引法案(日本版SOX法)に則ったソフト開発を可能とする開発ツール「IBM Rational Software Development Platform V7.0(Rational SDP V7.0)」を発表した。

 日本版SOX法は、2008年4月以降の事業年度より、内部統制システムの導入を上場企業に義務付ける。Rational SDP V7.0は、ソフト開発のプログラム変更に関する内部統制を支援するツールである。

 具体的には、(1)プログラム変更、システム変更および保守管理の要求が標準化、文書化された正式な変更管理手続きに従っていること、(2)緊急の変更リクエストが文書化された正式な変更管理手続きに従っていること、(3)プログラムの本番への移行は権限を与えられた者のみに制限すること、という要件への準拠を目指す。Rational SDP V7.0は、以下の3種類のツールで構成する。

  • IBM Rational ClearQuest V7.0:ソフト開発の要求、テスト、変更にかかわる情報をリポジトリで一元管理するツール。税別価格は23万1000円から。6月7日に出荷を開始する
  • IBM Rational ClearCase V7.0:ソフト開発工程で作成されるコードや仕様書、テストといったあらゆる成果物の構成を管理するツール。税別価格は58万9000円から。6月7日に出荷を開始する
  • IBM Rational Build Forge V7.0:ソフト配布プロセスを自動化するビルド管理とリリース管理のためのツール。価格は未定。6月23日に出荷を開始する予定

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]