NEC、個人情報を守る、世界最小データ・計算量の認証技術、実用化にメド

WebBCN (BCN)

2006-07-19 10:25

 NECは7月18日、世界最小データ・計算量でプライバシーが保護された認証が 実現できるアルゴリズムを発見し、実用化が可能であることを実証したと発表 した。

 NECが開発したのは「グループ署名」と呼ばれる認証方式。ある権限を持つ グループにユーザーが所属しているかを認証する技術で、グループに所属して いるメンバーを匿名にすることができる。

 問題が起きた場合は、特権者が匿名性を剥奪することが可能で、匿名性の悪 用も防止できるという。方式の利用にはアルゴリズム用の特殊な曲線が必要だ ったが、NECでは、その曲線を発見し、実用化可能なアルゴリズムとして完成 させた。データ・計算量が少ないため、携帯電話などの小型機器にも応用でき る。

 新しい認証方式では、名前やIDなどを使わずに認証対象があるグループに所 属しているかどうかの確認が可能。たとえば、クレジットカードでオンライン ショッピングを行う場合、決済時にクレジット番号や氏名といった個人情報を 見ることなく、小売業者などが特定のクレジットカード会社と契約している会 員であることを確認できる。このほか、特定の管理者だけが、認証された個人 が誰かを認証記録から特定することができる。

 NECはアルゴリズムの完成で実用化のめどが立ったことから、認証技術を実 用化段階に移し、2年以内のサービス・製品への搭載を目指して研究開発を進 める方針。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]