日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小田晋吾社長)は7月25日、日本 版SOX法への対応を支援する「HP SOX対応支援ソリューション」を8月1日に発 売すると発表した。価格はサービスごとに個別見積もり。
HPが、02年に施行された米国SOX法の大規模早期適用会社としてSOX法への対 応を進めてきた米国でのノウハウを活用したもの。米国企業がSOX法対応で指 摘された統制不備への対策を中心にサービスを体系化した。
ソリューションでは、対応プロジェクトの分析・計画から、SOX法対応基本 計画や内部統制の文書化、運用における内部統制監視までトータルで行う。ま た、SOX法対応のための分析・計画においては、監査法人、コンサルティング ・パートナーと連携したサービスを提供する。
サービスメニューは、「内部統制強化基本構想策定支援サービス」「内部統 制文書化支援サービス」「統制文書管理システム構築サービス」「業務プロセ ス統制強化サービス」「IT全般統制アセスメントサービス」「アイデンティテ ィ&アクセス管理ソリューション」「ITサービス管理ソリューション」「業務 統制強化支援サービス」「業務アプリケーション統制強化支援サービス(ERP など)」「IT全般統制モニタリングソリューション」など。
たとえば「内部統制文書化支援サービス」では、業務に内包されているリス クを、業務フロー/RCM(リスク・コントロール・マトリクス)のテンプレー トに基づき記述することで明確化し、統制の強化ポイントを発見する。さらに、 HPが活用したIT全般統制のアセスメントテンプレートにより、ITに係るリスク と統制の文書化支援も行う。