NECは8月17日、スケジュール情報、位置情報、電話状態、在席状態を確認しながら、電話やメール、ウェブ会議などのコミュニケーション手段を統合的に扱う基盤ソフト「StarOffice21/コミュニケーションポータル」の最新版V2.1を発表。同日より販売活動を開始した。
新バージョンでは、従来からの機能であるソフトフォン「DtermSP30」との連携に加え、SIP対応テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」、またはテレフォニーサーバ「UNIVERGE APEX7600i」を介した固定電話や携帯電話、PHSなどの電話機との連携が可能になった。また、利用シーンに応じて、データの閲覧、編集に適したフルモードと表示スペースを小さくしたコンパクトモードの2つの画面モードが用意された。
そのほか、個人用の電子電話帳について、個人が登録、編集したデータをサーバ上で管理する機能も搭載。サーバ上の電話帳データを携帯電話から利用することも可能にした。電話会議やウェブ会議などの機能も強化されている。
価格は、50ユーザーの場合、480万円から。8月21日に出荷を開始し、今後3年間で1000システムの販売を見込んでいる。