アドベントネット(山下義人代表)は、統合アプリケーション管理ツール「AdventNet ManageEngine Applications Manager」の機能を拡張し、「バージョン7.0」として発売した。
「AdventNet ManageEngine Applications Manager」は、ウェブアプリケーションやウェブサーバー、データベースなどのビジネスアプリケーションをリモートから統合管理するツール。ネットワークに接続したアプリケーションシステムに対するリモート監視機能やディスカバリ機能、「可用性」「状態」「性能」「障害」の管理機能、レポート機能などを搭載する。障害管理機能では、アプリケーションで発生した障害をメールやショートメッセージ、SNMPトラップの送信、コマンド実行などで管理者に警告として通知する。
新バージョンでは、パフォーマンスや可用性レポートのスケジュール機能を追加し、監視設定のコピーとペースト、ユーザーとパスワードの一括変更、監視属性に対する警告を一括設定するなどの機能追加で監視設定作業を効率化した。
また、監視・非監視オプションやパフォーマンスデータ収集のポーリング回数設定オプションの追加でシステム負荷の軽減も図った。Windowsのイベントログ監視、Windowsのサービス監視、リモートスクリプト監視機能をサポートする。
さらに、従来のProfessional Editionに加えて、大規模ネットワーク上のアプリケーション監視向けのEnterprise Edition、監視対象を絞り価格を抑えたLAMP EditionとDBMS Editionを追加した。今回の製品は英語版だが、今後、日本語対応版も発売する。
「Applications Manager」の通常ライセンスは、10モニターと1ユーザー版の場合で、価格がProfessional Editionは35万8000円、DBMS Editionが26万8000円、LAMP Editionで17万8000円。Enterprise Editionは500モニターと1ユーザー版の場合で、通常ライセンス価格は659万8000円。通常ライセンスのほか、年間ライセンスも用意する。