日本コムシスは9月25日、同社が実施する光ファイバーアクセス施工工事における現場作業状況をリアルタイムに把握し、作業の全社的な効率化と顧客満足度の向上を図ることを目的に、「リアルタイムマネジメントシステム(RTM)」を開発したことを発表した。
RTMは、施工工事を行っている複数の現場と管理センターを、iアプリ対応の携帯電話を使ってつなぎ、リアルタイムで作業現場の状況を把握できるシステム。作業者はそれぞれの現場で、携帯電話を使ってRTMのソフトを立ち上げ、作業開始時および終了時にボタンを押すだけで、管理センターに業務の進捗状況を知らせることができる。
センターには、作業グループごとにその日のスケジュール表があらかじめ登録されており、現場からデータが送信された時刻が、そのスケジュール表に自動的に書き込まれる仕組みだ。スケジュール表には作業前、作業中、作業完了というステータスが色分けされているため、各グループの進捗状況をリアルタイムに確認できる。
8月より、東京・世田谷エリアにおいて試験導入している。2007年3月末までに全国24のエリアすべて同システムを導入する計画としている。