日立システム、Javaソースプログラムの脆弱性を摘出するセキュリティ検証サービスを開始

CNET Japan Staff

2006-10-19 00:02

 日立システムアンドサービス(日立システム)は10月17日、Javaで書かれたウェブアプリケーションの主な脆弱性「クロスサイト・スクリプティング」や「SQLインジェクション」などの検証を行うサービスを「InspectPro(インスペクトプロ)」シリーズのラインアップへ追加し、同日よりサービスを開始すると発表した。

 InspectProは、ソースプログラムの不良を摘出してレポートするサービス。検証ソフトで自動的に不良の可能性が高い部分を検出する一次解析と、一次解析結果の中から専門アナリストが過剰指摘を排除する二次解析を組み合わせて不良原因が報告される。

 システムダウンや動作不正向けの「信頼性検証サービス」とCやC++向けのセキュリティ上の問題箇所を摘出する「セキュリティ検証サービス」が現行サービスで、今回の発表で新たにJava対応のセキュリティ検証サービスを開始することになる。

 Java対応セキュリティサービスで対象とする問題箇所は、クロスサイト・スクリプティング、SQLインジェクションに加え、HTTPレスポンス分割、ディレクトリトラバーサルなど。これらはソースプログラムの記述変更で対策が可能になる。

 また、新たに重要な脆弱性が報告された場合や個別ニーズに応じて摘出対象とする脆弱性の追加も行う。

 今後2年間で売上高5億円の販売を目指す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  2. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  3. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]