MS、スパイウェア対策ソフト「Windows Defender」正式版を提供開始

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2006-10-25 17:02

 Microsoftは米国時間10月24日、同社の無料スパイウェア対策ソフトウェアを一般公開したと発表した。これにより、セキュリティ業界における競争力を強化するという同社の取り組みは、大きく前進することになる。

 スパイ対策ソフトウェア「Windows Defender」は、現時点では「Windows XP」用に英語版だけが提供されているが、他言語バージョンも近いうちに入手可能になるという。また同ソフトウェアは、2007年1月にリリースが予定されているMicrosoftの次世代OS「Windows Vista」に標準搭載されるという。

 セキュリティベンダーのMcAfeeやSymantecが提供しているスパイウェア対策製品は有料であることから、Windows Defenderは競合に対して十分競争力のあるものと考えられている。もっとも、Windows Defenderのベータテストが始まったのは2005年1月なので、セキュリティ業界は同製品を検討する時間は十分にあった。

 Microsoftは同日、「Microsoft Certificate Lifecycle Manager」のBeta 2もリリースした。このソフトウェアは、デジタル証明書やスマートカードを用いた認証システムの保守作業を簡素化し、企業の負担を軽くするためのもの。管理プロセスや認証技術の配備にかかる手間を軽減することを追求し、管理者による一元管理やユーザーによる自らのアカウント管理を可能にしている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    生成AIをビジネスにどう活かす?基礎理解から活用事例までを網羅した実践ガイド

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]