日本IBM(大歳卓麻社長)は12月6日、サービス・ソリューション子会社を統合して07年1月1日付に発足する新会社「日本アイ・ビー・エム・サービスISC-J」の概要を発表した。
IBMでは今回の統合で、グループとしてのサービス・ソリューション提供力の量的な拡大と質的な向上を図る。顧客の要望に柔軟に対応できるデリバリー体制を確立するとともに、各社が持つ技術力を組み合わせることでソリューションの競争力を高めていく。
新会社は情報処理システムの企画、設計、開発、保守、管理と運用にかかわるコンサルティング、情報処理サービスや受託などを主な事業に手がける。社長には、日本IBMの下野雅承常務執行役員が就任し、現職と兼務する。
統合するサービス・ソリューション会社は、日本アイ・ビー・エム アドバンストソリューション(A-SOL)、日本アイビーエム・ビジネス・ソリューション(BSOL)、日本アイビーエム西部ソリューション(IGSS)、日本アイビーエム インダストリアル ソリューション(iiSC)、日本アイ・ビー・エム シスネット・サービス(ISNS)、日本アイビーエム中部ソリューション(IGSC)の6社。一部のサービスは継続して提供していくため、日本アイビーエム中部ソリューション(IGSC)は一定期間、新会社と並存させる予定。