日立システムアンドサービスは12月11日、図書館向け図書貸出・返却・蔵書管理システムの最新版「図書管理システム りいぶるバージョン7.2」の販売を開始した。13桁版の国際標準図書番号(ISBN)に対応するほか、インターネット蔵書相互検索機能を搭載する。
この図書管理システムは、バーコードを利用して図書の貸出・返却業務が行えるほか、利用状況の集計機能などを備える。2000館以上への導入実績があるという。日立システムでは、「環境に配慮した製品で、従来の紙ベースでの図書管理に比べCO2(排出量)を約66%削減できる」としている。
最新版は、2007年1月から全世界で運用が開始されるISBNの13桁化に対応する。また、シリーズものの雑誌をまとめて管理する製本管理機能、保存期間を超えた書籍を一括して除籍する一括除籍機能を追加し、「これまで以上に先生や管理者の業務負担の軽減を図った」(日立システム)。
インターネットを介して複数の図書館で蔵書を相互検索できる機能も搭載し、「地域内での蔵書有効活用が促進できる」(日立システム)という。
価格は14万8000円から。日立システムでは、最新版へのバージョンアップと新規導入を含め、3年間で約5億円の販売を目指す。