日立システムアンドサービスは5月17日、西村ときわ法律事務所にICタグを利用した図書管理システムを納入したことを発表した。2006年5月より稼動している。
日本でも最大の法律事務所である西村ときわ法律事務所では、所有する約3万冊の蔵書すべてにICタグを貼付。図書管理システムの日立製作所製パッケージ「LOOKS21/Pシリーズ」と連携させ、本を自動貸出機(リーダ)にかざすだけの簡単な貸出返却処理、リアルタイムな貸出状況の把握、およびICタグとPDAによる本の物理的な所在の把握を実現した。
貸出処理には、事務所への入退出に使用するセキュリティーカードを利用。自分の読みたい雑誌の新着情報を自動的に電子メールで通知する機能も追加した。
今後は、ICタグを利用したファイルの所在管理も実現したい考えだ。