Googleが誇る検索ソフトウェアの強力なラインアップに、また1つ新たなサービスが加わった。「Google Patent Search」である。
米国時間12月13日夜にベータ版としてサービスが開始された特許検索用の同サイトでは、およそ700万件におよぶ米国の特許を、出願日や発行日、特許番号や考案者などのさまざまな条件で調べることができる。
カリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置くGoogleは、シンプルかつスタンダードなウェブ検索エンジンによって成功を収めた。しかし現在では、地形データ、書籍、道路地図といった対象を限定した検索ソフトウェアが、インターネット界におけるGoogleの覇権を支える重要な要素となっている。
Googleのブログにあった記述によれば、新たなGoogle Patent Searchに関しては、同社のソフトウェアエンジニアが今も開発作業を続けており、いずれは利用者が探し出した特許情報を簡単に保存し、印刷できるようになるという。また、現時点では海外の特許や2006年半ば以降に発行された特許は検索できないが、現在はこれらをサイトに追加する作業を進めているところだとGoogleは述べた。
米国内の特許を承認しているのは米特許商標庁であり、同庁も自身の特許検索エンジンを公式サイト上で運用している。Googleは、1790年代にまで遡ることのできる特許検索を開発するにあたり、政府のサイトのデータをより検索しやすい形式に変換したと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ