ぷららネットワークス、ユーザー認証DBシステムにネットアップ製品採用

CNET Japan Staff

2006-12-23 02:55

 日本ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)はこのほど、ISP大手ぷららネットワークスの会員向け認証データベース(DB)の新システムにネットアップのストレージシステム「NetApp FAS3000」シリーズが採用されたと発表した。10月から本格稼動を開始している。

 今回構築された会員認証DBシステムは、UNIXサーバとFAS3000、「Oracle Database 10g Enterprise Edition」、「Oracle Real Application Clusters(RAC)」という組み合わせとなっている。導入されたFAS3000は、クラスタ構成で総容量は4テラバイト。RACは2ノード構成となっている。

 従来のUNIXサーバとFC-SANを組み合わせたシステムでは、SAN運用に高度な管理スキルが必要で、それに伴う運用費用の増大が課題となっていた。

 ぷららネットワークスでは、200万人を超える会員のネット接続を支える会員認証DBシステムにおける運用管理の簡素化と性能向上を目的に新システムへの移行を検討し、管理が容易で高性能なNASの採用を決定した。

 新システムではストレージシステムをFC-SANからNASに移行することで、ファイルシステムとしてデータへのアクセスが可能になり、ストレージに特化した特別な知識を必要としない容易な運用管理を実現している。

 また、読み出し書き込みの高速化で、1秒間に処理できる会員認証数が従来システムより3倍以上に向上したとし、同時に会員認証ログのバッチ処理にかかる時間も、従来までと比較して約4分の1まで短縮しているという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  2. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  3. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]