日立システムアンドサービスは1月22日、偽サイトへの誘導などを防ぐDNS/DHCPアプライアンスサーバ「Infobloxシリーズ」の販売を1月23日に開始すると発表した。
Infobloxは、米Infobloxの製品。インターネットで通信に使うアドレスの改ざんを阻止し、偽サイトへの誘導を防止することで、情報漏えいやファーミング詐欺被害の発生を未然に防ぐ。独自OSと専用ソフトを搭載しており、DNSサーバとDHCPサーバの機能を1台で提供できる。
InfobloxのDNSサーバは、ドメイン名のIPアドレス改ざんと、サービス拒否(DoS)攻撃を防ぐ。DHCPサーバは、登録されたMACアドレスを管理することで、不正な端末からの接続を阻止する。
複数のInfobloxを各拠点に分散配置した環境では、センターから集中的に遠隔管理できる。また、いずれか1台が故障した場合には、正常なInfobloxが継続動作可能な構成を構築し、無停止でシステムの運用を続けることが可能。
日立システムでは、導入時の技術支援サービスと、24時間体制の保守サービスも提供する。今後2年間で、Infobloxシリーズ関連の売上高を5億円と見込む。