Brocade Communications Systemsは2月8日、同社のブレードサーバSANスイッチと他社製SANスイッチ/ダイレクタ製品との相互運用性を実現する「Brocade Access Gateway」と呼ばれる新しい機能を発表した。
Brocade Access Gatewayは、Brocadeのスイッチと同社が買収を完了したMcDataのSAN製品との相互運用性を実現するソリューション。2007年下半期には、HP、IBM、Dell、Fujitsu-Siemensおよびその他の企業から提供されるブロケードのブレード型SANスイッチ上で利用可能。SANマネージメントを向上させ、TCO(総所有コスト)を削減することで、ブレードサーバ環境にさらなる価値を提供する。
新機能は、T11技術委員会が相互運用性と拡張性を高めるために複数のSANデバイスを仮想化する手法として標準化したN_Port ID仮想化(NPIV)技術を利用したもの。ブレードSANスイッチ環境を拡張させる初の製品化となる。
NPIV技術を使用することで、サーバおよびストレージ管理者がより大規模でより統合化されたSANを少ないスイッチドメイン数で管理し、SANマネージメント全体の生産性向上と運用コスト削減を実現する。