IPA、Linuxディストリビューションの情報収集・整理に乗り出す

CNET Japan Staff

2007-02-23 18:48

 独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)のオープンソースソフトウェア・センターはこのほど、「Linuxディストリビューション仕様記述様式に関する調査」の公募を開始した。

 公募対象は、Linuxディストリビューションに同梱されるカーネル、デバイスドライバなどが稼働するハードウェア環境を機械的に判断できる情報を記述する様式や、Linuxディストリビューションに同梱されるアプリケーションの様式についての提案など。ディストリビューションの存在や特徴を共有する方法を確立することなどが目的となる。

 公募の詳細はOpenOffice形式PDF形式Word形式でダウンロードできる。公募期限は3月16日17時まで。電子申請で応募できる。

 Linuxにはディストリビューションごとに、Linuxカーネル自体および同梱されるデバイスドライバやアプリケーションソフトなどの仕様に多様なバラエティがあり、自己の目的やPC環境に合致するのがどのディストリビューションであるかを見極めるのが容易ではなく、また、導入方法についての情報を得ることも簡単ではないことから、導入が進まないという現状がある。

 そこでIPAでは、ディストリビューションの存在や特徴を共有する方法を確立し、多くの人が容易に知り得る状態を作り出すことが、Linux導入バリアを解消するために有効であると判断した。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]