RedHatとExadelの提携契約は、オープンソースビジネスモデルが確立されて以来の画期的なものだった。
プレスリリースを丁寧に読んでみると、RedHatがExadelを買収するのでも、経営に口を出すのでもないことがわかる。Exadelは、「Mortgage.Com」などのウェブサイトを制作したり、世界のフォーチュン500企業に大規模なアプリケーションを提供したりすることで、かなりの収益を上げている。
RedHatがExadelのソフトウェアを購入するというのとも違う。Red Hatは、「Exadel Studio Pro」「RichFaces」および「Ajax4jsf」プロジェクトのオープンソース開発コミュニティを、JBossブランドの下で運営していくのである。
こうした提携では、一方のサービス部門が他方に買収されるか、ソフトウェアが単純にオープンソース化される場合が多かった。今回のように、一方のソフトウェアが他方のブランド名でオープンソース化され、開発コミュニティの振興が図られるというケースは初めて見た。
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