ターボリナックスは3月20日、携帯用のLinux搭載USBストレージデバイス「wizpy」にアプリケーションを追加するための開発キットを発表した。wizpy向けネットワークサービス「wizpy Club」で、3月30日に提供を開始する。
wizpyは、重さ50gほどの小型USBデバイス。PCに接続すると「Turbolinux OS」を起動できるため、外出先にある任意のPCでユーザー自身のOS環境が利用可能となる。使用したPCにデータを残さないので、個人情報漏えいの心配がない。メディアプレーヤーやFMラジオといった機能も備える。
wizpy用開発キットの技術手順書とツールを利用すると、Linuxアプリケーションをwizpy向けの形式に変換し、wizpyから起動するPC環境にアプリケーションを追加できる。形式変換には、デスクトップOS「Turbolinux FUJI」と、標準搭載のコンパイラやライブラリなどを使う。