VeriSign(本社:カリフォルニア州マウンテンビュー)は米国時間4月5日、「.com」および「.net」のインターネットドメイン登録料を引き上げることを明らかにした。
VeriSignは声明を出し、10月15日から登録料を「.com」ドメインは6.42ドル、「.net」ドメインは3.85ドルにすると述べた。料金はGoDaddyやTuCowsなどのドメインレジストラに請求される。だいたいの場合は、これらのドメインレジストラが顧客のドメイン登録を代行している。
新料金は、現在6ドルの「.com」ドメインでは7%、現在3.50ドルの「.net」ドメインでは10%の値上げになる。
VeriSignは、「『.com』および『.net』の登録料値上げは、ICANNによる1999年の料金体系確立以来今回が初めてだ」と述べている。ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は、ドメイン名とアドレスの登録を規定している。
VeriSignの措置は常に議論を伴う。VeriSignは、両ドメインのマスターデータベースをコントロールしているため、「.com」と「.net」の登録作業を独占している。また、ドメイン名登録料については米国議会でも議論された。
インターネットのトラフィックやDNSへの問い合わせが1999年以降大幅に増加しており、値上げには正当な理由があると、VeriSignは主張する。さらに、激しさを増す巧妙なサイバー攻撃から「.com」と「.net」のインフラを守るための投資も必要になっているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ