アテネコンピュータシステムは4月9日、マクニカのビジネスダッシュボード構築ツール「MyB3 Smart 2」とNTTデータシステムズの統合基幹業務パッケージ(ERP)「SCAW」を連携させるソフト製品「MyB3 Smart for SCAW」を開発したと発表した。
MyB3 Smart 2は、組織内に散在するさまざまなデータをグラフ化し、情報資産を視覚化するシステム。一方のSCAWは、中規模企業向けのERP。「営業管理」、「生産管理」、「財務管理」、「人事管理」、「Frontizm」(ワークフロー)、「eTrans」(データ連携)という6つの製品で構成する。
今回発表されたMyB3 Smart for SCAWは製品を連携させるためのソフトで、短時間で経営ダッシュボード構築が可能という。SCAWのデータをMyB3 SmartのSCAW標準テンプレートで表現可能となったほか、SCAW財務管理システム以外のデータとも連携できるため、財務データと非会計データを組み合わせた経営ダッシュボードも作れる。
マクニカでは、MyB3 Smart for SCAWの利用により「SCAW財務管理システムのデータをカスタマイズすることなくビジュアル化し、ウェブ上のダッシュボードシステムによる企業情報の“見える化”を実現できる」としている。
販売はアテネコンピュータシステムが担当する。今後3社は、営業管理、生産管理、人事管理のデータ可視化にも取り組む。