IBMは4月12日、省エネとそれに伴う二酸化炭素排出量の削減を実現するエネルギー効率の高いブレードサーバ「IBM BladeCenter」およびx86サーバ「IBM System x」の新製品を発表した。新しいシステムには、AMDおよびIntel製の最新型低電圧マイクロプロセッサテクノロジが搭載され、エネルギー効率の良いフラッシュメモリベースのストレージをブレードサーバに使用している。
BladeCenterおよびSystem xは、より一層のエネルギー効率化に向け、吸気、冷却ファン配置、ゾーン冷却テクノロジの管理により、ブレードおよびラックサーバ内の空気循環を最大化し、最適な冷却効率を実現する「キャリブレーテッド・ベクタード・クーリング(Calibrated Vectored Cooling)」や、複数のシステムにおいて、電力消費の測定、記録、制御、上限設定を実施する「PowerExecutive」などを搭載している。
新システムでは、エネルギー効率に優れた電源装置も採用。ラックマウント型System x製品の電源装置では最大85%、BladeCenter製品では最大90%の効率性を実現している。
日本市場では2007年4月11日より、次の製品の出荷が開始されている。
- IBM BladeCenter HS21 XM(最小構成価格38万6400円)
- IBM BladeCenter LS21(最小構成価格40万9500円)
- IBM BladeCenter LS41(最小構成価格136万5000円)