メール受信用プロトコル「APOP」にパスワード漏えいの恐れ--IPAが警告

ニューズフロント

2007-04-19 14:54

 情報処理推進機構(IPA)は4月19日、メール受信用の通信プロトコル「APOP」にセキュリティホールが存在すると警告した。APOPによる通信で、メールサーバ(APOPサーバ)アクセス用パスワード漏えいの可能性があるという。

 APOPは、メールクライアントとサーバ間でメール受信に必要なやり取りを行うための通信プロトコル。広く利用されているメール受信プロトコルPOP3がサーバアクセス用のパスワードを平文で送るのに対し、APOPはMD5と呼ばれる方式でハッシュ化して保護する。

 ただし、MD5ハッシュ関数にはハッシュ衝突(同じハッシュ値を持つ2つの異なるデータ列が発見可能なこと)の問題が存在するため、ユーザーが偽のAPOPサーバに誘導されてデータを解析されると、APOPパスワード解読の恐れがある。APOPパスワードが漏えいし、ほかのシステムでも同じパスワードを流用していると、不正ログインに悪用される危険もある。

 MD5が原因であることから、現時点で根本的な対策はない。IPAは、「POP over SSL」やSSL暗号化対応のウェブメールなどの利用を推奨している。最新情報は、「JVN#19445002:APOPにおけるパスワード漏えいの脆弱性」で参照できる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  2. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  3. ビジネスアプリケーション

    AIの投資対効果を最大化する「先導者」の存在--企業に求められる戦略策定能力

  4. ビジネスアプリケーション

    「AIエージェントによる顧客サポート」など10選、セールスフォースが示す最新のデータ活用法

  5. セキュリティ

    パスワードの限界を解決するパスキー認証、標準搭載する「StartIn」のセキュリティ対応力とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]