F5ネットワークスジャパンは4月26日、NTTドコモと「ドコモ・プロスパート・プログラム」に関する契約を4月5日に締結したことを発表した。
対象となる製品は、SSL通信とエンドポイントセキュリティ機能を備えた情報漏洩対策製品である「FirePass」。同製品の提供するモバイル端末からのアクセス機能がドコモに評価され、SSL-VPN分野における正式な取り扱い製品として認定された。
今回の契約で、F5はドコモの提供するFOMAの電子認証サービスである「FirstPass」と、FirePassとの連携ソリューションの販売を強化する。FirstPassは、PKI(公開鍵暗号基盤)を使用したFOMAの電子認証サービス。
ドコモから取得したユーザー証明書をFirePassへ送信することで、クライアント/サーバ間の相互認証が行われ、強固なセキュリティによる認証が行われる。これにより、盗聴やなりすまし、改竄などを防ぎ、信頼性の高いデータ通信が可能となる。
FirePassとFirstPassとの連携で、ユーザーは簡単な操作のみで強固なセキュリティによる携帯電話からサーバへのアクセスが実現し、さまざまなアプリケーションをより安全に、効率的に利用する環境が整うとしている。
ドコモ・プロスパート・プログラムは、法人市場におけるモバイルパッケージ商品のさらなる利用促進を目的とした法人向け商品ブランドプログラム。