アシストは5月11日、オープンソースのオフィスイート「OpenOffice.org」の導入/移行支援サービスを6月1日に開始すると発表した。
同社が手がけるOpenOffice.orgの導入/移行支援サービスは、顧客企業の従業員向け研修、ヘルプデスク、アセスメント、実際の導入/移行支援の4つに分けて提供する。
研修では、Microsoft Officeとの違いを中心に、OpenOffice.orgでの対応方法や利用方法をハンズオン形式で提供する。ヘルプデスクではOpenOffice.orgの操作や利用に関する問い合わせを専任の担当者が受け付けるほか、自習者の習熟に役立つ情報を提供する。
アセスメントでは顧客企業のMS Office利用状況を調査して、移行の作業工数や難易度を見積もり、移行可能性の判断を支援する。実際の導入/移行支援ではアセスメントの結果をもとに、移行目標の設定、移行計画の立案などを行う。提供料金は研修が受講者20人あたり税込31万5000円から。ほかは別途見積りとする。
アシストでは、事前調査で予想を上回る顧客企業から関心が寄せられたことに加え、同社の社内環境をMicrosoft OfficeからOpenOffice.orgに全面移行するとした発表に対する反響を踏まえて、新サービスへの高い需要を見込む。サービスの開始後、顧客企業から挙がってくるOpenOffice.orgの改善要望を、開発コミュニティに還元する予定。