NECは5月14日、ブレードシステム「SIGMABLADE」の最新版「NX7700i/5010B-4」を発表した。NX7700i/5010B-4は、OSとしてHP-UXに対応し、プロセッサとしてデュアルコア インテルItanium2を搭載している。
データベースサーバなどに最適なHP-UX対応のCPUブレードをラインナップに追加することで、アプリケーションサーバやウェブサーバに加え、可用性の高さが要求されるデータベースサーバ領域もあわせたサーバ統合が可能となる。最新のデュアルコアインテルItanium2プロセッサは、従来のItanium2プロセッサの約2倍となる最大18Mバイトのキャッシュメモリを搭載している。同プロセッサを最大2個搭載できるほか、シングルコアのItanium2を搭載したモデルも用意している。
NECでは、「企業や官公庁において、分散したシステムリソースを統合し、運用管理の効率化やリソースの有効活用を実現したいとのニーズが高まっている。また、加速するビジネスのリアルタイム化などに対応するため、情報量の増大への対応や24時間365日止まらないサービス基盤を実現するニーズが高まっている。新製品はこのような市場ニーズに対応したものだ」としている。
新製品は、Linux/Windowsを搭載した「Express5800/120Bb-6」「同/120Bb-d6」「同/120Bb-m6」と混載が可能で、ブレード収納ユニット内のLANスイッチやFCスイッチの共有、統合プラットフォーム管理ソフトウェア「SigmaSystemCenter」による統合管理が可能だ。
NX7700i/5010B-4は、デュアルコアItanium2プロセッサ9015(1.4GHz)または9040(1.6GHz)を1個搭載したモデルが79万2000円(税別)から。シングルコアItanium2プロセッサ9010(1.6GHz)を1個搭載したモデルが63万7000円(税別)から。同日より販売し、5月28日より出荷開始する。