NTT東日本、通信障害の原因は大量のルート情報による処理能力オーバー

吉澤亨史 2007年05月16日 20時35分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 NTT東日本は5月16日、5月15日から16日にかけて発生した「フレッツサービス」および「ひかり電話」の通信障害に関し、最終報告を発表した。

 これは、5月15日18時44分から16日1時35分にかけて、フレッツサービスおよびひかり電話が利用できない状況になったというもの。影響は23区を除く東京都をはじめとする14都道県におよび、約239万契約のフレッツサービス利用者がサービスを利用できなくなった。

 NTT東日本によると、同社ビル内にあるルータのハード故障に伴うパッケージ交換工事を実施しており、この際に同社IPネットワーク内に処理能力を超えるルート情報が発生したことが原因だという。この結果、多くのルータが連鎖的に処理能力オーバーとなり、処理を停止した。

 ルート情報は、IPパケット通信を行う際に、その通信経路を決定する情報を指す。通常、ルータの工事を行った際には、各ルータのルート情報は、その都度、自動的に書き換えられる。

 NTT東日本では、同社ビル内にあるフレッツサービスとひかり電話用のルータの送受信部分をリセットすることにより、サービスを回復した。また当面の緊急措置として、安定運用が図れるようにルート情報の数を減らす処置を実施している。

 今後の対策として、ルート情報の自動書き換えを含む処理能力向上のため、ルータのソフトウェア変更を早急に実施していくという。なお、今回の通信障害の間に、ひかり電話対応機器の電源を操作したユーザーは、サービス回復後に再度電源の切/入操作を行うよう呼びかけている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]